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ダラムサラとダライラマ法王のはなし

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北インドのダラムサラにいます。
ダラムサラは、チベットの亡命政府があるところで、
ダライラマ14世や、亡命してきたチベット人がおよそ12000人ほど住んでおられます。

インドというと、みなさん暑いところばかりとイメージされるかもしれませんが、
ここは冬服と毛布がなくては寒くて寝られません。
今は、ちょうど雨季で、毎日大雨が降り、洗濯物も全く乾かないので、ランドリーに頼むほかありません。
高所で、自然が多く、美しい場所なので、避暑地として、観光客もたくさん来ています。

ダライラマ法王というと、みなさんどれくらいご存知でしょうか?
私は、10年ほど前か、初めて名前を聞いた時、全くどういう方か知りませんでした。
そして、数年前、インドから帰国したとき、たまたまチベットに関するドキュメンタリーを見て、チベットがどんな状況に在るのかを知りました。

日本ではあまりダライラマ法王のことは聞かないと思うので、少しだけ基本情報を・・・

1950年、チベットは共産化を目的とした中国に制圧され、
騒乱の後、ダライラマ法王はインドに亡命し、ダラムサラに亡命政府を樹立しました。
ダライラマ法王は、亡命政府の長のみならず、仏教の博士号を持つ僧侶でもあります。

中国の暴力的な弾圧にもかかわらず、ガンジーのように非暴力の姿勢を徹底し、
世界中にも非暴力と平和を説きながら、チベットの現状を伝えてきた法王は、1989年、ノーベル平和賞を受賞されました。

ところで、映画「セブンイアーズインチベット」を見られた方もたくさんいらっしゃると思います。
あの中での、ダライラマの子役の俳優さん、とても素敵でしたね~
聡明な瞳が印象的でした♪
とても有名な話しですが、次期ダライラマを決める方法というのが、とてもユニークで神秘的なんですね。
先代の没後、次の生まれ変わりを、予言を頼りに探していくんです。
今のダライラマ14世の時も、湖に現れた文字を頼りに、方角を決めて、家を探し当て、3歳であった幼き頃の法王に
先代の遺品とニセモノを並べて選ばせ、本物を言い当てたといいます。
様々な試験をして、間違いなく先代の生まれ変わりと確信すると、即位ということになるそうです。
とてもおもしろいですね。
話しは変わりますが、インドに亡命してきたチベット人の方と、友達になり、いろいろ話を聞いていますと、
チベットからインドまで亡命してくるのは、生死をかけた旅になるそうです。

以前、南インドで友達になったチベット人女性は現在26歳くらいですが、たった16歳の時、
家族には黙って、亡命してきたそうです。(そのような人たちがたくさんいるようですが
なぜ家族に黙ってきたのかは、聞いてはいけないような気がして聞けませんでした)

夜中こっそり家を出て、ガイドとその他20名ばかりの亡命希望者と共に、険しいヒマラヤの雪山を1カ月もかけて歩くんです。
その途中では、中国政府が銃を持って待ち構えていて、たまに撃ち殺されることもあります。
体力が尽きて、死んでしまうこともあります。
ダライラマ法王も、60年ほどまえ、身を隠して、命からがら亡命されたのでしょう。

ちなみに、補足ですが、私はチベットやダライラマに関して、あまり知らないことが多いので、
ダライラマ法王にお会いした後、ネット検索していましたら、
「オ○ムの麻○」(この言葉でたくさん人がこのブログに来るのは避けたいので、全部の名前は載せません)との意外な関わりが出てきました。
なんでも、麻○は、ダライラマに多額の寄付をして、自分の組織のプロモーションに役立てようとしたそうで、ダライラマご自身も
「日本に真の仏教を広めてください」とおっしゃったのだとか。
真の仏教を広めるどころか、あの事件のために、返って日本人の無信仰さに拍車をかけることになりましたね。

(寄付をもらった随分後に、事件があったので、ダライラマも麻○がどんな人間か、どんな組織かを知りようはなかったですよね。
事件の年、日本に来られた法王は、記者に質問攻めにあったそうです)
今日、ちょうど地元のチベット人男性で勉強熱心な方と長時間、仏教とヴェーダンタに関していろいろ議論していましたら、
日本人の無信仰さの原因の話になって、
「きっとあの地下鉄事件以来、もっとアレルギーになってしまったんですよ。
神とか口にするだけでも、『この人は危ないんじゃ・・・』と思われてしまう」という話しをしました。
彼は「残念だね~」と言っていました。

麻○の犯罪内容は地下鉄の事件のみならず、その他たくさんあったことを、その時のネット検索で知ったのですが、
ちょうどこのチベット人の方に聞かれたので、説明すると、
「そんな狂ったような話し、チベットのかつての歴史の中でも聞いたことありませんよ。
しかし、なぜ、麻○は、そんな犯罪を犯したんだろう?どんな動機や生い立ちがあったのかもっと調べてみたらどうですか?」という提案をされました。

「いや~知りたくないですよ。なんか怖いですもん」と私。

「ダライラマは、決して何に対しても怖がったりしません。
恐怖心は、真理から離れていくことです。
知らないから、怖いと思うんです。
これを知っておくことは大切なことのように思います。
調べたらぜひ私にもメールで教えてください」

とおっしゃいました。
そう言われればそうかもしれませんね。

日本人の「神様や信仰関係へのアレルギー」は、この事件以降に始まったものではないかもしれませんが、
その理由のヒントが得られるかもしれません。

神や宗教と言った言葉、そこから連想されるイメージが、明らかに歪んでいる日本人は、とても大きな損をしているように思えます。
しかし、他の国民に比べて、純粋で人を信じやすい日本人につけこんで、騙そうとする団体も多いから、こうなってしまったのも仕方ないかもしれませんね。

例えばヨガで言えば、健全な団体も、怪しまれるのは嫌なので、極力、信仰的な教えの部分は避けていると思います。(ただ知らないだけってのもあるかも)
それによって、ヨガの一番大事な部分が抜け落ちてしまうのが、本当に残念です。

日本の苦しみは、この信仰心をなくしてしまったことが、とても大きな要因の一つだと思うのですが、
人々の恐怖心が障害になり、なかなかここを超えることができずにいる。

私も怪しいことは関わりたくないから、怖いと言っていたので、人のことは言えませんが(笑)

ところで、この事件がらみで、もしかして、法王ご自身のことを悪く思われる方もいらっしゃるかもしれないと危惧しました。
もしそう思う方が日本にいたら、私は大変心を痛めます。
しかし、そう思われる方は、法王のことを全く見たことがなく、想像するだけだからでしょう。
もし実際にお目にかかることができたら、法王のことを悪く言う人は、一人もいないと思います。(もちろん中国政府職員以外)
実際、全ての方に対して、とても腰が低く、とってもお優しくて、純粋無垢な笑顔をされていて、人々の多くは、一目、法王の姿を見ただけで涙されます。
それはチベット人に限らず、外国人もそうでした。私も涙があふれました。
次回は、ダライラマ法王とお会いした時の話の続きです。

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