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過去を自分のアイデンティティとしない

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たくさんの外国人、インド人に知り合いますが、
その中で、とても重い過去を背負って生きている人と会いました。
この方は、日本人ではありません。
日本に居たら、きっとあまり出会わないような、過去の持ち主です。
私は彼が、誰かと話すたびに、彼の重い過去の話をしていていることに気がつきました。
他の人たちは、とても同情する反応をしていましたが、
私は、「ふ~ん」とあまり関心のない反応をしました。
すると、彼は、私にもっと、もっと辛い過去を次々と話し、同情を求めるような
目つきで、私をじっと見ていました。
それでも、私は無関心で、同情はしませんでした。
すると、次には、僕は、もうこの人生は終わりにしたい、と言い出しました。
私から何も得られないと気がついた彼は、こんなことを言えば、もっと反応を得られると
思ったのでしょう。
私は、彼が、自分の過去を話すことで、人々から同情のエネルギーを得て、
それをアイデンティティとして生きていることに気がついていたので、
彼が求める同情のエネルギーを出さなかったのでした。
彼は、過去だけでなく、他の知り合いとの関係をもアイデンティティにしていました。
僕の妹分は、医者だ、とか、自分にとって父親みたいな人がインドで一番えらい警察官だから
僕には誰も手出しできない、など。
また、ほらみて、あの人には僕が多額の寄付をしたんだ。
ダライラマのオフィスにいったら、僕の名前をいえば、みんな僕のことを知ってる、など。
僕は大金持ちだ、など。。。
私は、ふーん、ふーん、と無関心に聞いていました。
でも、彼が人生を終わりにするなどと言い出したときには、本気で彼に言いました。
頭をこずきながら。笑
「あのね!あなたは、キリスト教の聖典を学びにインドに来たというけど、
本当に神にサレンダー(エゴをなくして、自己を明け渡すこと)してるの?
もし本当にそうしてるなら、なぜ、自分を殺す権利が自分にあると思うの?
あなたを殺すことを決められるのは、神だけじゃない?
自分を殺すなら、まず、あなたの大きなエゴを殺しなさいよ!
過去を自分のアイデンティティとするのを、やめなさいよ!
誰も、あなたの過去のことなんて知りたくないわ。
私は、今のあなたと、今という瞬間を生きてるのよ。
今のことだけで十分じゃない。なぜ過去を持ち出して、それを自分の持ち味にするの?
それから、あの人に寄付したとか自慢するのをやめなさいよ!
それは大きなエゴ!
本気で、あなたは誰か助けたくてやってるの?
それとも、自分が、誰かにいい評価をされたいからやってるの?
もし、本当に自分のためじゃないというのなら、誰がお金をあげたか分からない形で
寄付をすること!!」
私は彼を数日間、横で見ていて、ずっと思っていたことを口にしました。
エゴを指摘されるのは、誰もが、痛い、とても痛い経験です。
私は、遠慮して、いろいろ言えないことも普段あり、「日本人だねー」と言われますが 笑
こういう点では、とてもその人にとって大事だと思うので、相手に相当ショックを与えるかも
しれないとわかっていても、言わずにはおれません。
いつまでも苦しんでほしくないから、今、痛い思いをしても、言わなくちゃと思うのです。
(もちろん、私にだって大きなエゴはありますし、指摘されると痛いです。笑)
幸い、彼は、素直に私の言葉を受け止めてくれました。笑顔で大きなハグをしました。
その夜、数人でレストランで食べていたとき、
彼の過去について誰かが質問をしているのを横でさりげなく聞いていました。
ある人、「なぜ、インドに来たんですか?
自分の国には帰らないんですか?なぜ?」
彼はなんと答えるだろう?いつものこれまでの回答をするだろうか・・・
「うん、帰らないつもりだ」
シンプルにそう答えただけで、彼は過去の辛い話を持ち出すことはしませんでした。

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